最近の住宅の傾向として、機能性だけではなくデザイン性も求められる傾向があります。
では、デザイン性にこだわった数あるおしゃれな家の中から、優れたデザインの家屋をいくつかご紹介いたします。
目次
モダンで開放的!オシャレな平屋
平屋のメリットを生かしたユニット型住宅
最近の平屋は、無垢素材を多く使っていることから、自分で色を塗るなどのカスタマイズができます。もちろん、何も手を加えなかったとしても自然な色合いがあるので、それはそれでおしゃれです。
さらに、ユニット設計が基本ですので、画一的な間取りを作ることができます。シンプルで見た目もあっさりとしたデザインです。
50年代西洋風の平屋住宅
1950年代のアメリカをイメージしてデザインされた平屋もあります。和風でもなく、近代的でもない、けれどもどこか懐かしさを感じさせる印象であるのが良い部分です。
それに、内装においてもパステルカラーや、チェック模様の床にするなど、外見だけではなく中身も洋風にしているのがオシャレなところです。
これぞ平屋の王道、純和風な平屋
純和風の平屋も魅力的ですよね。瓦の屋根に、木の暖かさを感じられる色彩の壁、そんな中に大きく取り付けられている窓ガラス。縁側もありますので、ここで庭を見ながら寛ぐこともできる、正に和な平屋の王道的デザインです。
和風の平屋となると、どうしてもシンプルすぎるデザインになりがちです。しかし、この平屋の場合は特徴をうまく作り出しており、和風の平屋の良さをふんだんに醸し出しています。
無機質な中にも開放感がある平屋
二階建てではない分、シンプルイズベストなデザインができるのも平屋の特性です。その特性を生かしている住宅が、モダンなデザインの平屋ではないでしょうか。
日本家屋のように、瓦の屋根ではなく、すべてがフラットな屋根も特徴的です。これだけシンプルでありながらも、窓のレイアウトなどがしっかりと多く取られています。ですので、閉塞感もなく開放的なのも大きなポイントです。
自然の豊かさを感じられる、ログハウス型の平屋
ちょっと遊び心を持った平屋としては、ログハウス型のものが挙げられます。ログハウスというと、木が丸ごと使われていますので、自然の豊かさを感じられるデザインとなっています。
ログハウスの場合は、その構造から部屋を少なく、広くとることが多いです。そのため、少人数で住まわれるような場合であれば、このログハウス型の平屋は間取り的にも適したデザインでしょう。
見てるだけで楽しい!グッドデザイン賞を受賞した家
下地が剥き出した、リフォームしやすい家
ロイヤルハウス株式会社が作った「住みつなぐ家づくり 骨の見える家」。
この家のデザインは、家の構造が分かるように下地が剥き出しに作られています。これは、この住宅をリフォームしてずっと使い続けられるようにという理由があるからです。
古くなれば建て替える、ではなく、素人の力でもリフォームしていけるような構造の分かる家。この逆転の発想が、素晴らしいポイントです。
狭くても広い!スキップフロアを活用した家
次に紹介するのは、無印良品の家が作った「縦の家」という名称の家屋です。
この家は、狭い敷地に建てられた家であるにもかかわらず、内側はとても広く感じさせます。これはスキップフロアという技法を使っているからです。スキップフロアとは、左右のフロアを少しずらす構造を指します。
省エネルギーで美しくエコな家
ハウステンボスリゾートの中に作られている、スマートハウス。
グッドデザイン賞を受賞した理由は、そのエコさにあります。この家の構造として使われている鋼菅が、空調設備の代わりをしており、エアコンの使用をしなくても良くなっているからです。
しかも、家の中央を通り抜けるように、背景の美しい風景が見えるのも素晴らしいポイントです。
ガラスで覆われたバルコニーの家
極寒の地域では、冬場のバルコニーはとても寒い場所となるでしょう。しかし、住友不動産の作った特別な家では、その苦痛はありません。なぜならば、バルコニーが大きなガラスで覆われているからです。
実質は室内で寒くないのに、見た目はバルコニーという素晴らしい空間を作った点で、デザイン性が優れています。
木の美しさのある家
最後にご紹介するのが、デザイナー高橋宏樹さんの、木の美しさのある家です。
「素木の意匠」と名付けられたこの家は、広葉樹、針葉樹を巧みに使用しています。その工夫によって、木の持つ質感の良さを、住宅のデザインとして上手く転用できているのがポイントです。
いかがでしょうか。ほんとうに様々な、魅力的なデザインの建築物がたくさんありますよね。
お店の雰囲気とガラスの関係についてまとめた記事もありますので、ご興味のある方はこちらへどうぞ→お店の外観はガラスで決まる?
まとめ
平屋はもちろん、普通の家屋も、非常にデザイン性が優れたものへと進化してきています。このように住宅を機能だけではなく、デザインの目線で見るのも、とても面白いものです。